Wyvern の設定は、
wyvern.confファイルに記述して行います。
デフォルトでは、
/usr/local/wyvern/conf/wyvern.conf
にインストールされています。
configure コマンドに --prefix を
指定した場合は、
$(prefix)/conf/wyvern.conf
にインストールされています。
Listen 80 | ポート番号 80 で接続を待ちます |
Listen 80:443 | ポート番号 80 で通常の接続を待ち、443 で SSL 経由の接続を待ちます |
Listen 192.168.1.1:80 | IPアドレス 192.168.1.1 上のポート番号 80 で接続を待ちます |
Listen 192.168.1.1:80:443 | IPアドレス 192.168.1.1 において、ポート番号 80 で通常の接続を待ち、 443 で SSL 経由の接続を待ちます |
Listen 192.168.1.1:0:443 | IPアドレス 192.168.1.1 において、 443 で SSL 経由だけの接続を待ちます |
level0 | 制限無し |
level1 | root/wheel での起動を禁止します |
level2 | 一時作業ディレクトリおよびログファイルの所有者とグループとパーミッションを User/Group で指定した値に変更します |
level3 | すべてのシンボリックリンクファイルへのアクセスを禁止します |
level4 | 動的にページを作成するモジュールの使用を禁止します |
level5 | UserDir で指定したユーザページへのアクセスを禁止します |
level6 | 全モジュールの使用を禁止します |
level7 | バーチャルホストの使用を禁止します |
ErrorLog "|logger"(FreeBSDの場合)は、syslog 経由でエラーログを出力します。
ErrorDocument 404 "見つからないよ〜" | ファイルが見つからない場合のエラーメッセージとして、 「見つからないよ〜」とエラーページに出力します。 |
ErrorDocument 404 /error/missing.html | ファイルが見つからない場合のエラーメッセージに "/error/missing.html" を使用します |
ErrorDocument 404 "http://www.google.com/" | ファイルが見つからない場合、 Google に直接リダイレクトさせます。 |
注意事項:
エラードキュメントは、DocumentRoot からのパスとなります。
そのため、バーチャルホスト機能を用いた場合は、
各バーチャルホスト毎の DocumentRoot 以下に作成しなければなりません。
Example:
Redirect /bar http://elsewhere/foo/bar
Alias /icons/ /usr/local/wyvern/icons/
Alias /images/ /usr/local/wyvern/images/
Alias /style/ /usr/local/wyvern/style/
Alias /manual/ /usr/local/wyvern/manual/
ScriptAlias /cgi-bin/ /usr/local/wyvern/cgi-bin/
AddType application/x-httpd-cgi cgi
AddType text/x-server-parsed-html shtml
AddType "text/html; charset=ISO-2022-JP" html
AddType "text/html; charset=EUC-JP" html
AddType "text/html; charset=Shift_JIS" html
一番目の設定は、サフィックスが cgi のファイルは どこにあっても CGI コマンドとして実行されることを意味します。
二番目は、SSI を利用する場合のファイルのサフィックスです。 SSI モジュールのロード時に自動的に設定されます。
残りの三つは、ウェブサーバで提供する HTML テキストの文字セットを指定します。 それぞれ、JIS コード(ISO-2022-JP)、日本語 EUC コード(EUC-JP)、 シフト JIS コード(Shift_JIS)を表しています。 Netscape Navigator 4.x や Netscape Communicator 4.x では、 これらのいずれかを指定しないと、文字化けするとの情報があります。
Module modules/mod_md5.so | レスポンスヘッダに Content-MD5 を追加するモジュール |
Module modules/mod_log.so | User-Agent と Referer も記録するログモジュール |
Module modules/mod_access.so | ホスト名あるいはIPアドレスでアクセス制御するためのモジュール |
Module modules/mod_auth_db.so | Berkeley-DB を使ったユーザ認証用モジュール |
Module modules/mod_auth_dbm.so | Unix-NDBM を使ったユーザ認証用モジュール |
Module modules/mod_autoindex.so | ディレクトリ一覧自動作成用モジュール |
Module modules/mod_env.so | CGI/SSI 用環境変数設定用モジュール |
Module modules/mod_cgi.so | CGIモジュール |
Module modules/mod_ssi.so | SSIモジュール(<!--exec #cgi="..."-->は未対応) |
Module modules/mod_gzip.so | クライアントの Accept-Encoding ヘッダに "gzip" が指定されていた場合に gzip で圧縮して応答するモジュール |
<VirtualHost "ServerName"> ServerAdmin web-admin@virtual.domain DocumentRoot /virtual/path/here # 以下の項目はオプショナル ErrorLog logs/virtual-error_log AccessLog logs/virtual-access_log UserDir public_html DirectoryIndex index.html FollowSymLinks on DefaultType text/plain Alias /icons/ /virtual/path/icons/ ScriptAlias /cgi-bin/ /virtual/path/cgi-bin/ </VirtualHost>