Wyvern では、標準で dbm を用いてパスワード管理を行います。 OS がFreeBSDの場合は dbm として db を、 その他の OS では ndbm を利用します。 これらは、configure 実行時に自動的に検出され設定されます。 また、configure の実行時に "--with-gdbm" オプションを指定すれば、db/ndbm の代わりに gdbm をパスワード管理に使用します。
Wyvern-2.0 以降は、 パスワードの符号化に MD5 を用いた上で dbm で管理します。 そのため、従来の Base64 符号化したテキストファイルでの管理よりも、 セキュリティ的にも安全になります。
パスワードファイルへの追加は、 従来通り wpasswd コマンドを利用します。 dbm を利用するオプションを指定して make した場合、 自動的に dbm 対応の wpasswd がインストールされます。