ログモジュール

通常のアクセスログの記録に対して、 さらに「User-Agent」と「Referer」の値も記録します。 これにより、利用者の使用ブラウザおよびアクセス元の URL が分かります。

アクセスログとエラーログの出力形式は、次のようになります。 すべて一行で出力されます。

アクセスログ(access_log)

アクセスログは、次のような出力を行います。
localhost - kouichi [Fri, 18 May 2001 17:09:42 GMT] "GET /~kouichi/FreeBSD/freebsd.html HTTP/1.0" 200 2536 "http://localhost/~kouichi/FreeBSD/index.html" "Mozilla/5.0" TLSv1 EDH-RSA-DES-CBC3-SHA

access_log の各項目の意味は以下に示します。

localhostクライアントホスト
-RFC1413 ユーザ識別によるユーザ名
kouichi認証されたユーザ名
[Fri, 18 May 2001 17:09:42 GMT] アクセスした日付
"GET /~kouichi/FreeBSD/freebsd.html HTTP/1.0" クライアントからのリクエスト
200サーバのレスポンスコード
2536送信バイト数
"http://localhost/~kouichi/FreeBSD/index.html" アクセス元URL
"Mozilla/5.0"ブラウザ名
TLSv1SSLバージョン
EDH-RSA-DES-CBC3-SHACipherリスト

識別によるユーザ名は、識別モジュールを組み込んだ場合に設定されますが、 現在のバージョンでは識別モジュールは使用できないため、 常に「-」と記録されます。

また、SSLバージョンとCipherリストは、 SSLを利用したアクセスの場合のみ記録されます。

エラーログ(error_log)

[Thu, 11 May 2000 14:26:56 GMT] [fatal] failed to bind a name to a socket
[Thu, 11 May 2000 12:35:06 GMT] [notice] terminated by SIGINT
[Tue, 09 May 2000 16:11:33 GMT] [warning] NOT running as root: no attempt to change to uid 65534 gid 65533

error_log には、日付、エラーレベル、エラーの説明が出力されます。

エラーログのレベルの説明
レベル意味
fatal 致命的なエラー
サーバが停止します
emerg 緊急を要するセキュリティ問題
でも、サーバは停止しない…
alert セキュリティに関する警報など
サーバは停止しない
crit 予期しないシグナル補足
サーバは停止する…原因の多くはバグ…
error 通常エラー
サーバは停止しない
warning エラーではないが何らかの対応を要する
notice サーバ内の状態変化など、エラーではない情報の通知
info その他の情報
debug デバッグ中!