zlib ライブラリを使ったコンテンツ圧縮機能を提供します。 ブラウザが gzip エンコードされたコンテンツを処理できる場合 (すなわち Content-Accept ヘッダフィールドに gzip が指定されていた場合)にのみ、かつ、 コンテンツのメディアタイプが "text/*" であるファイルだけを圧縮して送信します。 ただし、512バイト以下のファイルは圧縮しません。
本モジュールも SSIモジュールと同様、 フィルタリングモジュールです。そのため、CGI プログラムの出力や SSI の処理後のコンテンツに対しても圧縮を行います。
現在では、ADSLなどの常時接続環境で512Kbps/1.5Mbps/8Mbpsの速度を利用できますが、 圧縮するとみかけのトラフィックはかなり軽減されますので有用かと思います。 でも、サーバマシンの CPU パワーは使用しますけど…。
現在のバージョンでは、 SSLを利用した通信時には、 本モジュールは機能しません。 コンパイル時にも zlib.h の free_func の typedef による定義と OpenSSL のヘッダファイル中の free_func という名前の引数とで、 衝突が起こるため、独自に修正した zlib.h をパッケージの include ディレクトリに同梱してあります。